突発性難聴
- 2009.09.28 Monday
- 19:35
実は、実は…トホホのお話です。
ドッグショーの23日あたりから耳の銚子がどうもおかしく、とうとう我慢できずに今日は病院に行きました。あの病院嫌いの私にとっては、おかしな行動その1になりますが…
昨日あたりはもう右の耳が全然と言っていいほど聴力を失っていました。
で・・・・・慌てて病院に・・・・なんと突発性難聴・・・いやな名前ですね。
先生は直ぐに1〜2週間、入院して下さい。此処では入院できないので日大か日本赤十字を紹介しますから!『えー!!駄目です。入院なんて出来ないです。今が一番の勝負時ですから、駄目!!』思わず先生はタジタジ?!
と言うわけで、ちょっと強い薬を投与し、明日の朝早くもう一度病院がスタートする前に検査をうけて、それからと・・・言うことになりました。
うんんんんー、こうなったら、神様、仏様、何でもいう事を聞くので何とかしておくれ…です。
ネットでこの突発性難聴を調べてみました。きっと私のブログを見てくださっている方の中でもこの病気にかかった方がいるかもしれませんし・・・
ご参考下さい。
突発性難聴とは ある日、目を覚ますと片側の耳が聞こえなくなっていたり、つまる感じがしたり、耳鳴りを感じたりする病気です。また昼間はどうもなかったのに、夕方になって急に眩暈(めまい)とともに難聴を感じたりすることで始まることもあります。これは突発(性)難聴と言って、昨日までどうもなかった、あるいは今さっきまでなんともなかったのに、突然急に発症するタ イプの内耳の病気です。典型的には何月何日何時何分というふうに、時間がはっきりわかることもあります。
これはテレビ、新聞などで「耳鼻科の病気特集」があると必ずといっていいほど登場する代表的病気の一つです。10歳以下では少ないのですが、そう珍しい病気ではなく、誰でもかかる可能性があります。程度も片耳がまったく聞こえず、めまいがひどくて起きられないような重症型から、少し耳鳴りがして、耳がふさがった感じ程度の軽いものまでさまざまです。特に軽症の場合、「そのうち良くなるだろう」と様子をみている患者さんが少なくありません。早期治療が非常 に大切ですので特に注意する必要があります。
難聴の種類は大きく分けて、音を伝える部分の難聴(伝音性難聴)、たとえ ば中耳炎、大きな耳垢(耳アカ)など、と、音を感じる部分の難聴(感音性難聴)、たとえば メニエル病(メニエル病というとめまい症状が有名ですが、必ず難聴をともないます)、運動会でスタートのピストル音を近くで聞いたり、ロックコンサートで大きい音を聞いたりとかで起こる音響外傷性難聴などがあります。突発難聴も内耳の神経系がおかしくなるため後者の代表的なものの一つです。もう一つ見逃していけないものに聴神経腫瘍があります(後述します)。現代の医 学では中耳炎などに伴う難聴には薬も有効ですし、手術法も確立されていますので、音を伝える部分の病気のかなりの部分は治りますが、一旦内耳の神経系統がやられると殆どは治りにくいので す。ただし、この突発難聴は治る可能性があります。
突発難聴の原因 ですが、時には寝不足が続いたり、風邪が引き金になることもありますが、前日まで特別これといった原因がなかったことの方が多いです。内耳のウイルス感染や、内耳を栄養する血管系の 異常、血流の障害が考えられていますが、まだ今ひとつはっきりわかっていません。内耳の中のリンパ液の量や性状 の変化なども原因の一つではないかとも考えられています。時には内耳窓破裂といって、内耳と中 耳の境界の壁から内耳のリンパ液が漏れていたり、内耳の神経の 腫瘍が原因のこともあります。
治療法は 病気の原因がもう一つはっきりしないので、手探りの部分もありますが、ストレスを避け、安静にしながら、薬物 療法を行います。経験的に副腎皮質ホルモンが現在最も頼りにな る薬で、補助的にビタミンB剤、内耳循環改善剤、血管拡張剤な どを内服したり、点滴したりするのが一般的です。他に高圧酸素 療法、神経ブロックなどがありますが、 治癒率は大体65%、約3人に2人は治りますが、逆に3 人に1人は治らない厄介な病気と言えます。しかし内耳の神経に異常が くると殆ど治らないことを考えればまだ治せる可能性があるということは重要なことです。(「最近の話題から」の「突発性難聴に抗ウイルス薬が有望」の項もご覧下さい)
すべてにはあてはまりませんが、難聴の程度が軽ければ軽いほど、また治療は早ければ早いほど当然治る確率は高くなります。できれば48時間以内、遅くても1週間以内だと治る率がかなり、高まります。順調に行けば、1−2週間で治るか、治るきざしが見られます。逆に1ヶ月を超えてしまうと、治る可能性は非常に低くなります。
不幸しにて治らなかった場合どうなるのでしょうか?進行したり反対側の耳にに波及したりはしませんが、不愉快な難聴、耳鳴り、耳閉感(つまる感じ)などが残ることとなります。早期からきちんと治療しても不幸にして治らないこともありますが、発症して1ヶ月を越えますとほとんど病状が固定してしまうので、悔いを残さないためにも、なるべく早期治療を心がける必要があります。